みなさん、こんにちは。志学館予備校高田市駅校の平田です。
この前授業で扱った同志社の過去問が印象的だったので紹介します。
古文が本居宣長の文章だったんですね。
勉強のやり方について書かれたものでした。
例えば、読解しにくい文章があったときどうするか。
みんなで集まって自分の思ったことを言い合うという方法があると、そう本居宣長は書いています。
こういうの、今もありますよね。定期テスト前にみんなで集まって勉強会をする的な。
でも本居宣長はこういう勉強に関して否定的です。それはわかっていない人たちが集まって色々言い合ってもわからないままだからです。集まるのは時間の無駄だと。それよりはわかっている人の考え方を聞くほうが効率的だと。これって授業ですね。
ただその授業中の態度についても言ってます。先生の言うことを全部書こうとして、大事なことを聞き漏らしている人がいる、それはだめですよと。メモするのは良いけど、まずはちゃんと聞いとかないとだめだと。
また勉強で大切なことも言ってくれていました。それは「下見」と「かえり見」の二つです。今の言い方をすると、「予習」と「復習」ですよね。いやー、これを見てすごいなあと思いました。江戸時代から同じことが言われてるんですね。
まとめると、みんなで集まって色々言い合うのは時間の無駄。それよりは授業のほうがよい。その授業中は集中して聞く。予習と復習が大事。そういう当たり前のことが昔からずっと大事だと言われてきているんですね。
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