11月になりました。11月といえば公募推薦です。
高3生の人は、まだ公募推薦を受けるかどうか迷っているということはないと思うのですが、
高2生だとよくわかっていないという人も多いかもしれません。
ということで公募推薦についてのお話です。
○受けたほうがよいのか受けないほうがよいのか
受けることのメリット=滑り止めを早い段階で確保できる可能性がある
受けることのデメリット=滑り止めに受かったら、そこでいいやという気持ちが生まれる可能性がある。受からなかったら精神的ダメージを受ける可能性がある。公募推薦で含まれない科目(例えば文系なら社会)の学習がストップする可能性がある。
受けることでメリットになる可能性があるもの、デメリットになる可能性があるもの、それぞれを上げると、デメリットのほうが多くなってしまいました。
でも志学館予備校では、公募推薦は受けたほうがよいと勧めています。
それは早い段階で滑り止めを確保できることの意味がすごくすごく大きいからです。
メリットの数は少なくても、その一つの意味が大きいからです。
○中堅未満の大学の難化
3~4年前だと通りやすかった大学の倍率が大幅アップということが起こっています。
それは例えば全入学者のなかに占める一般入試組の比率を見ていると顕著です。
低い大学だと、10%もないですからね。一般入試で受かって入学した人の割合が。
ほとんど一般ではなく、推薦やAO(今年から総合型選抜ってやつですね)、指定校などなど。
それだけ一般の枠が狭いんです。そりゃ一般入試の倍率が上がります。
○公募推薦で滑り止めを確保することの意味
一般入試前に滑り止めを確保することは、非常に重要だと考えます。
それはあとになればなるほど滑り止めだと思っていた大学も厳しくなっていくからです。
また、本命に絞った勉強をできることも大きな理由です。
やっぱり大学によって問題傾向が違います。その傾向に合わせた勉強をすることも重要です。
でも例えば
同志社を受ける、関大も受ける、龍谷も受ける、それだけだと怖いから摂南も受ける、
そしたら直前期、4大学の問題を練習する必要が出てきます。
これはなかなかしんどい。
ということで、できるなら公募推薦で滑り止めを確保して、一般入試で本命に臨むことが理想です。